保育ママ制度とは
保育ママとは、家庭福祉員のことを指しており、保護者が仕事の為に子供を自分で保育することができないにもかかわらず、保育園にも入園できない子供の面倒をみる仕事です。
おもに、3歳までの乳児を預かり、保育者の家等で子供のお世話をすることになります。
保育ママのメリットは、少人数だからこそできるより密接なふれあいによる保育となります。
保育士は保育施設で子供の世話をして、ベビーシッターは子供の自宅に出向いて保育をしますが、保育ママは自宅で預かっているという点がことなるのです。
保育ママ制度は、2010年に児童福祉法改正により、保育サービスの普及と子育て支援の為に家庭的保育事業として決まったものです。
地方自治体によっては、保育ママ制度があるところとないところがあり、都心部等では積極的に利用をしているようですが、保育ママという職業がないという地域もあります。
保育ママのなり方
保育ママになる人は、地方自治体からの認定が必要になりますので、誰でも簡単になれる訳ではないようです。
保育ママになる条件は市や区でも条件が異なり、条件として多い傾向にあるのは、保育士、幼稚園教諭、助産師、保健師、看護師等、子供に関係する資格を持っている場合です。
資格を取っていない人が保育ママになるのであれば、各区市町村が研修をしてくれます。
研修においては、保育ママとして従事する為に大事な専門知識等を習得して、その後で認定という流れになります。
子供を自宅で預かることから、子供を遊ばせる為のスペースをきちんと整えているかということも大切な条件です。
1人の保育ママに預けることができる子供は3人までと決まっていますが、保育ママと補助者がいる時は、子供5人まで可能です。
保育時間や料金は場所によって違ってきますが、時間はおおよそ18時までで、料金の相場が1ヶ月あたり2万円~2万5千円程となります。
時間外の保育をお願いした場合には、別途1時間に500円程料金が発生し、後は雑費の請求がある場合もあります。
おむつ、おしり拭き等とおやつは保護者が準備を行うのが普通で、中には、食事を保育ママが準備するとなっているところもありますが、ほとんどを保護者が準備を行います。
保育ママには補助金が支払われるという地域がありますが、平均70000円~85000円くらいです。この補助金は子供をあずかる施設の管理費などに当てられます。
保育ママでも保育士でも子供1人あずかるのは大変です。
保育ママも保育士も、怪我や危険のないように気をつけて子供を預かっています。
少人数だから、保護者と子供の相性が大切になりますが、子供を預けることは信頼関係があって成り立っていますので細かいこともきちんと確認して伝えることが重要です。