モンスターが多いといわれている現代、保育士が怖いと思うクレーム
最近はモンスターペアレンツといわれるクレーマー的存在の保護者が問題になっています。
中には本当に保育園等で理不尽な扱いをされたり、お子さんが本当に嫌な思いをしたということがあるかと思いますが、え?こんなことでクレーム?とびっくりするようなクレーマーがいるのです。
昔は考えられないようなことで、クレームをつけてくる親御さんがいるということも、これから保育士を目指す方は知っておくべきです。
こんなクレームある?ビックリする理不尽なクレームだらけ
保育園が自然一杯のところにあるのは都市部の保育園に通わせている保護者からするとうらやましい環境となりそうですが、実際に通っているお子さんの保護者の中にはそう思っていない人もいるようで、うちの子が蚊に刺されないようにしてほしいと要求が来ることもあります。
この場合、保護者の方で長袖長ズボンを用意してもらい、外に出る時に対応するということになったようです。
お遊戯会、運動会の鼓笛隊などで、「うちの子以外、主役ありえないでしょ」「うちの子が鼓笛隊のリーダーじゃないってどういうこと?」「○○ちゃんがいないと困るので、一緒のグループにしてください」って・・・本当にこんなクレームがあるのかとびっくりしてしまいますが、本当にあるのです。
保育園って何?と考えさせられるクレーム
保育園はお受験教室じゃないし、何かを指導する、教育するという場ではなく、保育する場なのに、うちの子、絵がものすごく下手なのは保育士さんのせいでしょ?ちゃんと指導して頂戴と、絵画指導させられたということもあります。
また通常トイレトレーニングというのは、もちろん保育園で保育士がいる時にも、トイレに行こうねとか、おまるでできたらえらいね!とほめるということはあっても保育園が主導でトイレトレーニングするということはありません。
トイレトレーニングは保育園でお願いしますと勝手にいってきて、しかも失敗することが多いのでパンツの替えなどを多めにといっても全く持ってこない・・・こういうあきれた保護者もいます。
また保育園で汚した洋服は全部保育園できれいに洗濯してくるのが筋でしょ?というこれもまたとんでもないクレームがあったということも聞きます。
洋服が汚れて帰ってきたんだけど、これどういうこと?すごく高い服なのよと、クレームをつけてきたという親御さんもいましたが、園長が「保育園では汚れる事もあるので、動きやすく汚れてもすぐお洗濯できるような服装で」と言ってありますと伝えたようです。
それでも懲りずにブランドのものの洋服などを着せてきては、お便り帳にまた汚れていたとか、外遊びをさせないようにと逆にお便り帳に書いてきた・・・ということなので、全く懲りていない・・・と考えられます。
保護者の皆さんは保育園が何でもしてくれると思っているかもしれませんが、保育士の働く姿をみたらそんなこと言えないと思います。
汗水たらして必死に働く姿をみて、こうしたクレームを付けてくるとしたら、まさしく心がない保護者です。
保育士はお子さんを大切に、けがなどもなくしっかりとおうちに返すということを考えて毎日必死で保育しているのです。
でも親からすると可愛い自分の子どものことに一生懸命で、常識はずれの事をしているということが分からなくなることもあるようです。