1. >
  2. >
  3. 保育士試験の科目と合格基準について
保育士の雑学

保育士試験の科目と合格基準について

保育士の試験について、しっかり理解しておこう

保育士になるための手段の一つとして、保育士試験があります。
以前は年に一度の試験でしたが、現在は前期と後期、2回の試験があります。
前期は筆記が4月、実技が7月、後期は筆記が10月、実技が12月です。

保育士試験の筆記試験科目は、保育原理、教育原理および社会的養護、児童家庭福祉、社会福祉、保育の心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論です。
この科目について2日間試験を受けて合格した人が実技試験に臨むことができます。

マークシート形式の試験で100点満点中6割以上得点することで合格です。
教育原理及び社会的養護については各分野50点満点で、それぞれ30点以上取得することで合格です。

科目ごとに合否があるので合格した科目については3年間免除となります。
独学で試験を受ける方もいますし、スクール、通信講座など教材を利用して試験に挑む方もいます。
筆記

実技試験はどういう試験?また合格基準は?

筆記試験に全て合格すると実技試験を受けることができます。
この実技試験は音楽、絵画製作、言語という3分野から2分野を選択して試験を受けることになります。

ここで一つ注意点があり、保育士試験の受験申請を行う時点で、実技試験の科目を選択する必要があるので、試験申し込みの際に実技試験の3分野の内、どれをとるのか2分野、選択しておく必要がります。

音楽については弾き歌いで、あらかじめ決められている課題曲に伴奏を付けて歌うというものです。
絵画制作は色鉛筆画をえがくもので、保育園での活動の中の一場面を絵で表現します。

言語は素話で、園児向けに3分以内でお話しするという試験です。
いずれの課題についても条件がかかれていますので、その条件を見のがすことなくしっかりと考えて表現することが必要です。

この実技試験に関しては筆記試験の様に明確な合格基準の公表がなく、1分野50満点中の30点以上を得点することで合格となります。

合否については通知されますが、点数については何にどのような評価があったのか?書かれていません。

実技試験に不安がある方はスクールなどで実技試験の課題について勉強し、腕を磨いてから試験を受けるという人も少なくありません。