企業内保育園
企業内保育園とは、企業側が従業員の為に併設した保育施設のことで、看護師のように女性従業員が大勢いる医療施設では以前から導入されているものです。
最近は、女性の社会進出が進んだことと、待機児童の問題を改善する為に、様々な企業が導入するようになってきています。
企業内保育園は、0歳児から2歳児くらいが対象になっている小さい規模のものが多い傾向にあり、育児休暇が終わる1歳前後を預け入れる施設が不足していることが原因です。
企業内保育園の場合は、企業内の1部屋や、オフィスの近くのスペースを利用して作られますので、少人数の保育であることが多く、子供たちと深く関わることができます。
また、小規模ゆえに年齢でクラスを分けることもほとんどありませんので、違う年齢の保育を同時に受け持つことになりますので、保育士として経験値をあげることが可能です。
企業内保育園の大きな特徴とは、保育園の稼働日が企業の運営日と同じということです。
また、土日祝以外にも、年末年始、お盆等も企業の運営にあわせて保育園も休園になる可能性があります。
また、子供が熱を出したり怪我をした時には、保護者がすぐ近くに存在していますので、緊急連絡がしたい時も簡単に連絡をとることができます。
病棟保育園
病棟保育園とは、病院等の医療機関の中にある保育園のことで、病気や怪我の為に入院中の子供に対する保育から入院中の子供の兄弟児まで預かることがあるようです。
対象とする子供は0歳児から18歳くらいまでとなり、入院中で不安な子供の気持ちに寄り添って、楽しい時間を提供する保育園です。
各子供の病状にあわせて保育内容を考え、病状の重い子供には食事とトイレ等の生活補助を行うケースもあります。
辛い治療をしながらも笑顔を見てやりがいを感じる職場となり、家族のケアを行うこともあります。
病気と闘って成長していく子供の姿、元気になって退院する子供が退院する姿をみることができるのは、病棟保育園で働く最大の魅力です。
病棟保育園では、遊びやコミュニケーションで笑顔を取り戻し、沢山の感動や喜びが詰め込まれた仕事となっています。
朝は9時ごろから、順番に担当の子供を回って挨拶やプレイルームで遊ぶことも業務の一環です。
病気の症状によっては、集団保育が難しいと判断される場合には、個別保育を行うケースもあります。
昼食の介助をする時もあり、保護者がいれば保護者が行うこともあり、人手が足りない場合には看護師が行います。
周りとの連携が大切になりますので、医師や看護師が集まってカンファレンスを行います。
病棟保育園では、基本的には日中の保育のみとなり、病院が24時間だとしても保育士が24時間対応をすることはないです。